挙動が怪しい? 高度な設定とデバッグの実践ガイド

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ここまで来たなら、OpenClaw をゼロから動くところまで組み上げたということです。お疲れさまでした。

この最終回では、構成をより安定させ、保守しやすくする考え方を整理します。

このページで学べること

  • 設定ファイルの場所と 2 つの編集方法
  • 最小構成の読み方
  • 環境変数で API key を安全に扱う方法
  • 最重要デバッグコマンドとよくあるエラーの意味
  • どのリリーストラックを選ぶべきか

設定ファイルはどこ?

~/.openclaw/openclaw.json

形式は JSON5 です。コメントや末尾カンマが使えるので、通常の JSON よりかなり書きやすいです。

編集方法は 2 つあります。

  • Control UI の フォームモード を使う
  • Raw JSON に切り替えて直接編集する

どちらも同じファイルを編集しています。


最小構成はどんな形?

{
  "agents": {
    "list": [
      { "id": "main", "workspace": "~/.openclaw/workspace-main", "default": true }
    ]
  },
  "channels": {
    "telegram": {
      "enabled": true,
      "botToken": "your bot token"
    }
  },
  "bindings": [
    { "agentId": "main", "match": { "channel": "telegram" } }
  ]
}

まずはシンプルに動かし、そのあと少しずつ機能を足していくのが安全です。


API key を正しく保存する

できるなら API key を config に直書きしない ほうが安全です。

環境変数を使いましょう。

# .env またはシステム環境変数に設定
ANTHROPIC_API_KEY=sk-ant-xxxxx

⚠️ Gateway を systemd などのサービスとして動かす場合、そのサービスが .env を読み込んでいるか確認してください。読み込めていないと API key が見えず、「Shell env off」のようなエラーにつながります。


万能デバッグコマンド

何かおかしいと感じたら、まずこれです。

openclaw logs --follow

リアルタイムログを見るだけで、かなり多くの問題が切り分けられます。

よくあるエラー:

エラー ありがちな原因
HTTP 429 API リクエストが多すぎて rate limit に当たった
unauthorized token 設定または gateway.bind の問題
content tool_use input field required モデル互換性の問題。公式 docs を確認
Context が切り詰められる 新しい session を作るか compact を行う

どのリリーストラックを選ぶ?

トラック 向いている人
Stable 日常利用。まずこれ
Beta 新機能を早く試したい人
Dev 最新の変化を追いたい開発者

💡 大きなアップグレード前には ~/.openclaw をバックアップしておくと、戻り道を確保できます。


連載完結: ここまででできるようになったこと

この連載で次のことを学びました。

  1. OpenClaw の基本概念を理解する
  2. インストールして初回起動する
  3. ダッシュボード認証を乗り越える
  4. Telegram などのチャネルを接続する
  5. Skills でアシスタントを強化する
  6. メモリとワークスペースを管理する
  7. 複数アシスタントへ仕事を分担する
  8. Gateway を VPS に置く
  9. Cron で自動化する
  10. 設定とデバッグを自力でこなす

より詳しい内容は常に docs.openclaw.ai を正として確認してください。

あなたの AI アシスタントは準備完了です。しっかり働いてもらいましょう。

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