CrewAI Memory と Knowledge:Agent に毎回ゼロから学習させない

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デフォルトでは、Agent は実行後に忘れてしまい、次回また最初からになることがあります。
連続タスクでは、メモリと知識ソースが重要です。

まず 2 つを分けて考える

  • memory:フロー内/長期対話の文脈記憶
  • knowledge_sources:外部ドキュメント知識(PDF、社内資料など)

簡単に言うと、前者は「直前に話した内容を覚える」、後者は「マニュアルに何が書いてあるか知る」です。

メモリと知識ソースを有効化

from crewai import Crew
from crewai.knowledge.source.pdf_knowledge_source import PDFKnowledgeSource
 
product_docs = PDFKnowledgeSource(file_paths=["docs/product_manual.pdf"])
 
crew = Crew(
    agents=agents,
    tasks=tasks,
    memory=True,
    knowledge_sources=[product_docs],
    verbose=True,
)

効果が大きいシーン

  • カスタマーサポート:前回対話の背景保持
  • ドキュメント Q&A:固定資料を根拠に回答
  • 段階的プロジェクト:前段の結果を次段に継承

実務での 3 つの注意

  1. 最初から全資料を入れすぎない。高価値資料から始める
  2. Task 記述で「知識ソースを優先参照」と明記する
  3. 重要回答には出典を必須化し、幻覚リスクを下げる

⚠️ メモリがあっても正しさは保証されません。検証とガードレールは必要です。

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次回は実用性の高い生存ガイドです。
エラー時に最短で原因を絞る方法を扱います。
👉 デバッグとよくあるエラー